初めに申し上げます。私は、読書感想文を夏休み最終日に泣く泣く書き上げるような劣等生であります。したがって、残念ながらタイトルにあげた小難しい問題をすらすらっと体系立てて文章にできるような人間ではありません。無学な私が記しますことで全く頓珍漢なことを書くこともあることもあると思いますが、やさしい目で見ていただければこの上ない幸せです。では、なぜそんな私がブログを始めようと思ったのかというと、ある”宿題”を提出するためなのです。
第一回はこの宿題について書いてみようと思います。
この前、友人と長野へ旅行に行ってきてね。その夜、古本が壁一面にずらーっと並んだ感じの良いバーでお酒を楽しんでいたら、これまた我、人生2週目なりみたいなダンディーなおじいちゃんが話しかけてくれたんだよね。そして話しているとポンと「今の若い子はどんな人になりたいの」って聞かれたんだ。雰囲気のある場所だったし、かっこいいこと言わないとなんか焦っちゃってね。そこで僕は「徳を積んだ人間になりたい」って答えたんだ。これは僕がずっと思ってる本心だからね。するとダンディーは「なかなか渋い言葉使うね。じゃあ徳って何かな」とこう来るわけだ。ぼんやりと教養を持った人とか、思いやりのあって余裕のある人っていうイメージはあったけれど、なかなか言語化するのは難しい。とても困った。しばらく考えた後に「他者に対して、自分の利を考えずに行動して、その結果として狙ったわけではないけれど原理原則として自分に還元される一連のサイクルの中にある精神的ななにか」って言ったんだけれども、自分でもちんぷんかんぷんだなって思っちゃったね。徳とは何か、自分の中の定義が定まっていないことを気づかされた出来事だったね。そして、たくさんの話をしていただいて頃合いになった時に、「徳について自分の定義を築けたらその時ぜひ教えてほしい。君の徳がすごく気になる」って連絡先を僕にくれた。素直に嬉しかったと同時に、これは僕が人生の中で考え抜くべき宿題だなって感じたんだ。
以上が”宿題”についてです。これから徳とは何か、自分の中の定義を見つけるために、寄り道しながらその時々に考え、感じたことを記録していきたいと思います。どこぞの似非小説家のような文章になってしまいましたが、ご了承ください(笑)
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